勘違いしやすいペットの老化
皆様、こんにちは!
ケアペッツ藤沢店の徳川です(^ω^)
皆様のペットは、ただいま何歳でしょうか?シニアさんですか?
高齢の子は、老化なのか、病気なのかの判断は簡単にはできません。
腰が立たず、ほとんど寝たきり生活をしていた子が、治療をしたら寝起きや歩行に問題がなくなった。
また、見るからに老犬といった子も、ある病気を抱えており、治療をして一ヶ月程したら、若返った症例もあります。
「老犬・老猫らしくなった」と飼い主様が思い込んでいたら、実は病気だったということもございます。
今回は、頭に入れておきたい正しい知識と勘違いしやすい事柄を書いていこうと思います。
【シニアの子のための正しい知識】
〇歯周病
「歯周病を予防するには、歯垢をつかせなければいい!」と固いドックフードを食べさせ、予防できてると勘違いしている方が多いと思います。
しかし、歯周病の原因になる歯石は、歯周ポケットという歯と歯肉の間の異常から起こる病気です。
歯周ポケットの歯垢を落とすには、子供の頃からの歯磨きが重要になります。
〇心臓病
「散歩は心臓に負担がかかるから、させなければいい」と全くお散歩に行かないのは間違いです。
心臓はポンプの役割をしています。また、運動することによって筋肉がポンプの役割にもなります。
散歩を全くしないと、心臓だけがポンプの役割を果たさなければならず、疲れやすくなります。
散歩は「心臓に負担をかけないように」行きましょう♪
※舌の色が紫になっているような場合は、危険な状態ですので、急いで病院へ!!
〇栄養
高齢なので「塩分を控えたほうがいい」とよく耳にします。
犬・猫の体内にも、ナトリウムが含まれています。
体内の失ったナトリウムを補充する必要が出てきますので、その分が補充できないでいると「低ナトリウム症」を引き起こしてしまいます。
塩分を控えることは「塩分を全く与えない」ではなく「必要以上に与えない」ということです。
【勘違いしやすい事柄は?】
✖好き嫌いが多くなったので、ワガママになった
〇体調不良が原因で好き嫌いをするようになった
たとえば、歯周病で歯が痛かった場合、固いドライフードを食べたがるでしょうか?
私たちに置き換えて考えてみてください。 私はもちろん、柔らかいものを選びます!
他にも、椎間板ヘルニアや頸の病気でもありえます。
✖高齢になると太りやすいから、今までのフードの量を減らしてあげる
〇シニア用フードに変更して、あげる 肥満になるからと単純に今までのフードの量を減らしてあげると、確かに摂取カロリーは抑えられるかもしれません。
しかし、必要な栄養素が足りず、栄養失調になってしまう可能性があります。
高齢になったら、シニア用のフードに変更してあげましょう。
フード量を量ってあげると、調整がしやすいので、オススメです。
✖足腰が弱ってきたので、散歩には行かない
〇足腰が弱くなっても、運動や散歩を適切に行う 高齢になると足腰が弱くなってきますが、病気が原因の場合があるので、単純に運動をさせないと筋肉量が減少し、歩行が困難になる場合があります。 まずは、病院へ連れて行き、検査をしてもらいましょう♪
✖落ち着いて眠れるように、人気のないところに寝床をつくっている
〇家族が集まる場所に、安心できるスペースをつくる 適度な刺激は体や精神の健康を保つために必要です。
飼い主様の存在が確認できるような場所で、冷暖房が効きすぎない場所をオススメします。
また、高齢になると「甘えん坊さん」になる傾向があるようです。
ひとりでいると、逆に安心ができない子もいます。
【終わりに】
ペットの高齢化が年々進んでおり、ペットの介護問題が多くなりました。
ペットの介護の形は、そのお家によって変わってきます。
「飼い主様とペットが生活しやすい介護」を目標にしていくといいでしょう♪
ケアペッツでは、動物看護師がお世話代行を行っているため、看護・介護にも対応しております。
今までの経験にて、介護案を出すことが出来ますので、なにかお困りなことがございましたら お気軽にご連絡ください。
ケアペッツ藤沢店 徳川千穂