シニアの介護②
皆様、こんにちは!
今回はシニア犬、シニア猫の介護について詳しくお話します!
シニアの子を飼った経験がない方は介護とは実際にはどういうことを行うのかイメージが付きにくいかと思います。
介護の必要な年齢になってから知るのではなく、事前にいろいろな知識を知っておくことで
実際に必要になった際に必要な介護内容を選んで、その子にあったケアをしてあげることができます。
介護ってどんなことをするの?
ペットの介護で1番に思いつくものはなんですか?
ごはんやトイレなどが思い浮かぶかと思いますが、実は介護と言っても様々な種類や方法があります。
年齢や犬種によって体の大きさなどが異なることもそうですし、症状はその子によってそれぞれ違ってきます。
ご飯でも飲み込みが難しい子や口に入れるまでが難しい子。
トイレは立てないだけで自分で出来る子や自分の力で出せない子。
爪切りや耳掃除などの日常ケアも若い時とは伸び方や汚れ方が変わってくるので変化を感じ取ってあげることが大切です。
その子の今の体の上手く行かない部分や以前と変わったところを見つけてあげてオリジナルで介護方法を作ってあげてください!
どんな症状が出てくるの?
◎ご飯
初期症状は、ご飯が食べられなくなる前に、もごもごして食べにくそうだったり、なんだか噛みにくそう、足が震えていて食べる時にそわそわしているなどいつもと少し違うという、ちょっとしたことから始まります。
その対策として、ご飯のお皿の位置を高くしてみてください!
食べにくくなるのは、首や背中の筋力が低下することで下向きを維持するのが大変になってくるからです。
食べている間ずっと立っているので、足腰への負担も思っているよりも大きいです。
台を使ったり、お皿自体高くなっているものや食べやすく角度がついている物もあります。
首を使って奥の方を食べにくくしている子は角度のあるものがおすすめです!
歳を重ねていくに連れて、飲み込む力も弱くなっていきます。
ドライフードは乾燥しているので食べにくくなる子が多いです。
その場合はお湯でふやかしたり、お水を少し入れるだけでもスムーズに飲み込める様になりますよ!
ふやかしも段階に合わせてみてください!
表面だけ柔らかくなる程度からどんどん芯の方まで完全なふやかしへと切り替えていきます。
ふやかすと匂いは出やすいですが、味が嫌な子など食べない場合もあります。
その場合はトッピングでふりかけやウェットなど味に変化を付けてみてください!
<ドライフードのメリット>
総合栄養食として栄養のバランスが取られているものの種類が多い点やパラパラとしているので口内に残りにくく、ウェットよりも歯石がつきにくいと言われています。
また噛むことで顎の力なども使い首の筋力低下などにも役立ちます。
ドライフードのメリットがありますので、好きな子はできる限り硬いままの状態で食べてもらうのが良いかもしれません。
ケアペッツ藤沢店 柳田