肛門腺は絞ってあげる必要があります!
皆様こんにちは!
今日はわんちゃんのお話です!
お家でわんちゃんを飼われている方に質問です!
自分の家の子がお尻を引きずって歩いたことはありませんか?
初めて見たときは驚くかもしれません!
そのお尻を引きずった歩き方をする時はわんちゃんの肛門腺が溜まっている可能性があります!
<肛門腺ってどんな腺?>
わんちゃんのニオイの分泌腺のことで肛門の両脇に2対あり、肛門を中心にして斜め下の時計でいうと4時と8時の位置にあります。
わんちゃん同士でご挨拶をするときによくお尻のニオイを嗅ぎますが、
肛門腺のニオイを嗅ぐことで相手を認識しているのです!
ちなみにスカンクはこの肛門腺を天敵に発射することで身を守っているんですよ!
このように肛門腺は大事な役割を持っているんです。
わんちゃんの場合はうんちをした時に力がかかり、肛門腺も一緒に排出されますが、排出が上手くいかないと肛門腺をためている肛門嚢という袋が破裂してしまうこともあるのです!
そのため、肛門腺は定期的にチェックし、絞って上げる必要があります。
<肛門腺の絞り方>
①尻尾を持ち上げます。
尻尾を触られるのが嫌な子もいますので、力ずくであげるのはやめましょうね!^^;
尻尾の短い犬種の子は絞りにくいです!
そういった子は肛門に直接手を入れて肛門腺を絞ることが出来ます。
お家で行うのは大変だと思いますので、動物病院さんに行ってもらいましょう♪
②尻尾を持ち上げると肛門嚢が触りやすくなります。
肛門を挟むように人差し指と親指で4時と8時の位置を触ってみると、コリコリと丸い肛門嚢が触れます。
③肛門嚢が触れたら奥から手前に絞りだすイメージで肛門脳を摘みます。
すると肛門の横から肛門腺が出てきてくれます。
肛門腺を絞る時は勢いよく飛び散る可能性がありますので、ティッシュなどで抑えながら行うか、トリミングサロンなどではシンクの中でシャワーの前に行うことが多いです。
肛門腺は強烈なニオイがしますので、絞った後は肛門の周りや毛をウェットティッシュなどで拭いてあげましょう。シャワーの前に行えば、そのまま流してしまえるので楽ですね!
肛門腺の形状には個体差があり、さらさらの液体であったり、粒つぶした固形だったり、どろっとした泥状であったりと場合によっては出にくい子もいます。
上手く絞れない場合には、わんちゃんも嫌がってしまいますし、肛門の周りが炎症を起こしてしまうこともありますので、獣医さんやトリマーさんにお願いしましょう!♪
<まとめ>
意外と知られていない肛門腺!理由などお分かりいただけましたか?
お家のわんちゃんがお尻歩きをしていたら、肛門腺をチェックしてあげましょう!
わんちゃんの性格によっては肛門腺が溜まっていても気にする様子が無く、
何か臭う!と思ったらすでに肛門腺が破裂してるなんてことも・・!
肛門腺は定期的に絞ってあげると安心ですよ!
ケアペッツ藤沢店 小澤