飼い主さまが行う日常ケア
皆様、こんにちは!
ご自宅にいるわんちゃんの爪切りや耳掃除などの日常ケアは普段どのように行っていますか?
トリミングサロンや動物病院でプロの方に行ってもらう方が多いのではないでしょうか?
今回は、ご自宅で出来る日常ケアのやり方などをお話します!
爪切り
切る頻度としては月に1回程度です。
住んでいる環境や年齢などによって伸びる速度なども変わってきます。
爪きりの種類には主に2種類あります。
◎ハサミタイプ
小型犬や爪が柔らかいパピー(子犬)に向いている爪切りです。
成長するにつれて、爪の太さや硬さも変わります。
普段使っているハサミより小さく作られており、初心者さんには切りやすいかと思います。
◎ギロチンタイプ
全ての犬種、年齢にも適しており動物病院やトリミングサロンでも多く使われています。
ハサミタイプよりも切れ味がよく、素早く切ることが出来ます。
しかし、軽い力で切れてしまう為、初心者さんは少し切りにくいかもしれません。
人とわんちゃんの爪で異なる点は、爪の中に血管があるということです。
爪を切りすぎて血管まで切ってしまい、出血した場合の為に、止血剤(クイックストップ)を用意しておくと安心です。
わんちゃんの爪はねこちゃんとは違い、1回で短くするよりも角度を変え角を取るように切りましょう。
ねこちゃんは爪とぎをする為、角を取る必要はありません。
白い爪で血管が透けて見える子は、血管の数ミリ前を目印に切りましょう。
黒い爪で血管が見えない子は、爪の断面が白から透明のような色に変わると血管が近いという合図になりますので、それを目印に切りましょう。
爪が伸びると同時に、血管と神経も一緒に伸びます。
しばらく爪切りを行わないで、長く伸びた状態から切ると血管や神経も一緒に切ってしまうこともありますので、こまめに切ると安心です。
もし出血した場合は、クイックストップを使うと素早く止めることが出来ますが、もしご自宅に無く用意できない場合は、コットンなどで1~2分圧迫すると止まりますので焦らず止血してあげましょう。
耳掃除
耳を掃除しすぎてしまうと、炎症が起きてしまったり耳の中を傷付けてしまうことがある為、注意しましょう。
頻度としては、週に1回程度で大丈夫です。
耳は、住んでいる環境や犬種によって汚れ方も変わってきます。
特に垂れ耳の、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、ダックスフンドなどは汚れやすいと言われています。
やり方として、まずはコットンとイヤークリーナーを用意して下さい。
コットンにイヤークリーナーを垂らし、目で見える部分を軽く拭き取ってください。
耳はデリケートな部分なので、無理に汚れを取ろうと擦ってしまうと傷付いてしまいますので、ご自宅で行う場合は目で見える範囲を掃除する程度で大丈夫です。
異臭や耳が赤くなっている場合は、動物病院で見てもらいましょう。
歯磨き
口臭や歯周病などを予防する為に、歯磨きは毎日行うのが理想です。
まず、歯磨きが苦手な子は口元、歯茎をを触る練習から始めましょう。
◎歯ブラシ
ブラシ部分が小さく、毛質が柔らかいものがオススメです。
また、人間用の歯ブラシでも磨くことが出来ますが大人用はブラシが少し硬い為、子供用の毛質が柔らかいものを選んであげましょう。
◎歯磨きシート
歯ブラシが苦手な子は、シートタイプで磨いてみて下さい。
シートを指に巻きつけて優しく磨きます。
◎歯磨きおもちゃ
噛んで遊ぶことで、歯垢が落ちるという目的で作られたおもちゃです。
香りのついたものや歯垢を取ることを目的としたもの、歯茎を強くすることを目的としたものなど様々なタイプがあります。
硬すぎず、噛み切れないものを選んであげましょう。
上記のケアは、ご自宅で簡単に行うことができます。
また、体を触ることによってケガや病気の早期発見にも繋がります。
しっかりとケアを行い、わんちゃんねこちゃんが快適に過ごせるようにしてあげてくださいね(^^)/
ケアペッツ 柳田